トップページの目次
1.頻尿の原因
2.頻尿の対策
3.頻尿に効果効能があるサプリメント
4.サプリメント以外での予防改善
5.頻尿に関係する治療法
6.頻尿に処方される漢方薬
スポンサードリンク
頻尿の原因
男性
頻尿の原因は男性の場合加齢によって前立腺が肥大します、その大きくなった前立腺が尿路を圧迫するのが頻尿の原因になります。前立腺肥大の原因物質は活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンです、この物質は酵素の5αリダクターゼが男性ホルモンのテストステロンに水素を結合させることにより作られます。
前立腺肥大は30歳代から始まり50歳代で50%、70歳代では70%の男性に認められます。前立腺肥大症の初期は尿がなかなか出ないで勢いがない、何度も排尿に行きたくなる、排尿に時間がかかる、排尿時に強い力を加えなければ出ない、などの症状がみられます。
女性
女性の頻尿の原因は尿道が短く肛門が近いため雑菌が入りやすいため、尿路感染症や膀胱炎などの泌尿器系疾患が多いです。また更年期以降は女性ホルモンが急激に落ち込むので膀胱が萎縮して頻尿になりがちになります。女性の60%が一度は尿路感染症を起こすといわれてます。症状は残尿感がある、尿が混濁する、下腹部が痛くなる、排尿の時痛みがある、トイレに行く回数が増えたなどです。
この他、食品に含まれる刺激物やストレスが原因で起きる「間質性膀胱炎」(かんしつせいぼうこうえん)があります。この膀胱炎は男性女性ともに、起こります。
頻尿の対策
頻尿の対策としては男性が前立腺肥大の抑制、女性は尿路にいる雑菌の除去がポイントになります。
頻尿に効果効能があるサプリメント
●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
- クランベリーは尿路の菌の付着や増殖防いで膀胱炎や尿路感染症を予防改善します。
- ノコギリヤシは肥大した前立腺を縮小させる効果があります。
サプリメント以外での予防改善
尿道括約筋を鍛えることで尿漏れを改善させましょう。具体的には仰向けに寝て体全体をリラックスさせて意識を下腹部に集中し、尿道を引き締めたり緩めたりを繰り返すことで鍛えられます。
トイレに行きたいと思っても10分ほど我慢してみてください、これにより膀胱の畜尿量を増すことができます。ただし10分以上は我慢しないように、それ以上だと膀胱によくありません。
尿路感染症の人は水分を多く摂って尿の量増やして、膀胱や尿路の雑菌を洗い流しましょう。
間質性膀胱炎の方は、刺激物を控えることですが、もし飲んだり、食べてしまった場合も、「水」を大量に飲んで尿の刺激物を薄めてください。
頻尿や泌尿器に関係する治療法
IgA腎症の「扁桃(へんとう)切除とステロイド剤投与」の併用治療
スポンサードリンク
頻尿に処方される漢方薬
漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。
「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。
- 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
- 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
- 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。
「証」の判定は「証の自己判定テスト」をご利用ください。
実証
- 大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)
下腹部痛や排尿時に痛みがあり、便秘、不安感、動悸、血尿などのある場合に有効です。 - 猪苓湯(ちょれいとう)
体力にかかわらず、泌尿器の炎症症状の治療に使用します。排尿時の痛み、残尿感、排尿困難、尿量減少、血尿などで用いられます。
中間証
- 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
切迫性尿失禁のほかに、尿道炎、膀胱炎、排尿痛、残尿感、頻尿、尿の濁りなど、泌尿器の炎症全般に用いられます。 - 四逆散(しぎゃくさん)
切迫性尿失禁のほかに、胸脇苦満がともなう腹痛、下痢、神経質な体質などに用いられます。 - 五苓散(ごれいさん)
体質にかかわらず、水分をとっているのに尿量が減少する、のどの渇き、むくみ、胃内停水などの症状に用いられます。 - 五淋散(ごりんさん)
慢性的な尿路感染症や膀胱炎がある場合に用いられます。
虚証
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
手足の冷え、脱力感、排尿困難、尿量の減少または過多、残尿感、夜間頻尿があるときに用いられます。また、反射性尿失禁にも有効です。 - 清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
尿失禁など、泌尿器の病気に用いられます。残尿感、頻尿などの症状にも効果があります。 - 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
頻尿、足の痛みやしびれ、腰痛などのほか、排尿異常などに用いられます。また、反射性尿失禁にも有効です。 - 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
体力不足で、胃腸のはたらきが衰え、疲労感が強い人に使われます。体力の回復をはかり、腹圧性尿失禁に有効です。 - 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
子どもの夜尿症、疲れやすい人で、排尿回数や尿量の多い場合に効果があります。 - 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
頻尿、気分がふさぎがちで不安が強い、神経過敏ぎみの人に用いられます。 - 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
排尿回数や尿量の減少、貧血、下腹部痛などに用いられます。 - 猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)
血色のよくない人で、尿道炎、膀胱炎などの血尿、残尿感、排尿痛が慢性的にみられるときに使われます。
スポンサードリンク